発酵食品 発酵食品

発酵食品が体にいい理由

発酵と熟成

実は発酵食品が体にいいと言われるには、それなりの理由があって、その多くは、微生物たちがタンパク質やアミノ酸、あるいは炭水化物などと化学反応を引き起こした事により、食品の見た目と味を変える事だけでなく、栄養価も変化させてしまうからこそ、健康効果を齎すと言われるのです。
例えば、牛乳は乳酸菌によって発酵させられ、ヨーグルトになると、アミノ酸が10倍にも増え、チーズになれば、カルシウムが約6倍になります。
さらに、キムチの場合だと、生の白菜時代には持ち合わせていなかったビタミンB2を精製し、含有させた食品に大変身するんですね。

 

ふぐの毒素をも消す恐るべし発酵の力

発酵の効力というのは実に素晴らしいという域を超え、恐ろしいと言っても過言ではないでしょう。
例えば、能登半島の方には、ふぐの卵巣のぬか漬けというのがありますが、ふぐの卵巣と言えば、食べればたちまち死を迎えると言われる猛毒な物体!
それを食べるなんていう事が有り得るのか!?
と思いきや、それがあるんです。

 

というのも、猛毒を持つふぐの卵巣も、2年以上じっくり塩と糠で発酵させる事によって、毒素が綺麗さっぱり消失するというんですねぇ!!
その理由は未だ不明という事ですが、類似の郷土料理は、佐渡島にもあって、こちらは酒粕で発酵させた粕漬け。
ただし、いずれも、ふぐの調理師免許を持つ料理人によって調理され、さらに猛毒検査を受けて安全が確認されたものでないと危ないらしいので、もぐりに絶対手を出さないようにしましょう。

 

くさやの効果効能

発酵は恐らく、臭いを大きく変化させなければ、腐敗とは明らかに区別される事でしょう。
何しろ、味や栄養価というのは、外観からは分かりませんから、人が美味しいと言えば美味しいと思い、体にいいと言われれば、そうなんだと思って口に運ぶ人は一気に増えるだろうと思います。

 

先日ご紹介したくさやなんかは、カルシウムと一緒に、ナイアシンの量も増え、心身にとても良い食べ物という事になるのです。
何故なら、ナイアシンは自律神経を安定させる事で知られ、鬱病治療にも推奨される成分だからです。
加えて、アルコールの分解にも一役買ってくれますから、正に酒の肴としては最適な発酵食品!
伊豆諸島の漁師たちは皆、驚くほど大酒飲み揃なのに、元気で長生きの人が多いのは、もしかしたら、このくさやパワーが効いているのかも知れませんね。

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