トニー北原 潜在酵素 食物酵素

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酵素は体の中で働く作業員みたいなもの

酵素は体の中で働く栄養素の一つで、
地球上で生きている生物はみんな酵素を持っています。

 

人間も動物たちも酵素がなければ1秒たりとも生きていくことはできません。

 

息をするのにも、体を動かすのも、体の中の老廃物を排除するのにも、
すべてにおいて酵素がなければ活動することができないのです。

 

そんな酵素の役割は非常に多く、
体の中のありとあらゆる働きに酵素が携わっています。

 

人間の体を家で例えると酵素はイメージがしやすいです。

 

簡単に言えば酵素は体の中で働いてくれる現場の作業員のような物です。

 

家を建設するための資材がいくらあったところで、
現場で働く作業員がいなければ家を作ることができませんよね？

 

酵素は体を形作る資材ではありませんが、
資材一つ一つを組立てて、機能させる為の重要な栄養素なのです。

 

体の中で起きている動き一つ一つに、
酵素が価格的反応を起こして、動きが成り立っているそうです。

 

これら酵素が不足しているために、人間も動物も、
体が機能しなくなって病気にかかってしまったり、寿命が短くなったりするそうです。

 

それは「動物園で飼育されている動物の死亡率を極限まで低くした酵素が入ったエサの秘密」を読んでいただければ十分に理解できると思います。

 

酵素の種類と役割

酵素の種類は数百万とあるために、
現代の科学でも、すべてが解明されていないそうです。

 

ここでは、酵素ダイエットをするにあたって理解しておかなければいけない、
代表的な物だけをご紹介します。

 

下記の図は、酵素が体に関与している代表的な種類です。

 

書籍：酵素ダイエットの図を参考にさせて頂きました。

 

見てもらえれば分かりますが、
酵素には人体に元々あるものと外部から取り入れるものとあります。

 

人体に元々あるものは潜在酵素といい、代謝と消化に役割が分かれます。

 

それとは別に外部から取り入れるものを食物酵素といい、
消化酵素と同じ消化の役割をします。

 

消化酵素と食物酵素の違いは、
消化酵素は体内にある潜在酵素に含まれていて、
人間が働きかける消化です。

 

食物酵素は、加熱調理されていない生野菜や、フルーツなどに含まれていて、
食材自身が自己消化をする酵素です。

 

バナナとか食べないで放置するとドロドロになりますよね？
あれがバナナが持つ食物酵素の自己消化です。

 

まず、この潜在酵素の代謝酵素と消化酵素について説明させて頂きます。

 

潜在酵素の特徴

潜在酵素は体内に元々ある酵素です。
体の状態を認識して、その時の状況に合わせて代謝酵素と消化酵素に配分されていきます。

 

人間が食事をすればするほど、
潜在酵素が消化酵素として消費されていきます。

 

消化酵素として使われて、残りの潜在酵素で、
体の状態維持に代謝酵素が働きかけます。

 

ここで重要なのが、消化作業が優先されて、
消化酵素が一番減りやすいという事を知ることです。

 

そして、加齢とともに潜在酵素の量はどんどん減っていきます。
下記図のようなイメージですね。

 

 

基本的には外から酵素を摂取して潜在酵素に回すことはできないので、
元々持っている酵素をいかに節約していくか？が健康かつスリムにいられるかのポイントです。

 

「え？！酵素って体内に補充できないん？」っと思いませんか？

 

この辺を誤解されている方がいらっしゃるようなので、
一度「酵素の補充はできない！」を見て頂けるといいと思います。

 

代謝酵素の役割

新陳代謝に必要な酵素です。
体を作るにも、毎日の細胞の入れ替えにも必要です。
病気になったときに体を治すのも代謝酵素はなくてはならない物です。

 

消化酵素の浪費を抑えて、
代謝に酵素を一番使用することができれば、
体は健康的でかつ病気にもなりにくく寿命も長くなります。

 

代謝酵素はダイエットにも重要で、
代謝酵素が多くあればあるほど新陳代謝がスムーズにいくので、
1日の消費カロリーが自然と上がり痩せやすくなります。

 

1日の消費カロリーについては、
「太りにくい？太りやすい？痩せ体質とは？基礎代謝の基準値」で説明しています。

 

痩せやすい体や太りやすい体というのは、
代謝酵素が多くなり新陳代謝が良ければ良いほど、
ダイエットには都合がよくなりします。

 

消化酵素の役割

消化酵素は唾液の中に入っていたり消化器官の中で分泌されています。
食べたものを消化する役割を持っています。

 

潜在酵素が代謝酵素と消化酵素に分配されて仕事をするのですが、
食べたものを消化する作業が人体内では優先されるので、
食べれば食べるほど代謝酵素が減り消化酵素が増えていきます。

 

言い方をかえると食べれば食べるほど、
体を健康にするための代謝酵素が減ってしまうので不健康になっていきます。

 

消化酵素の使用頻度が上がれば上がるほど、
ダイエットにはむかない体になっていきます。

 

食物酵素の役割

食物酵素は生の食物すべてに含まれている酵素です。
食物酵素が入っている食べ物を食べると、
自己消化作用が働くので体内の潜在酵素を消化酵素に回す量が少なくなります。

 

食物酵素を積極的に摂取する食事こそがダイエット中に望ましい食事になります。

 

食物酵素が少ないダイエットに向かない食事は、
具体的には下記のような食事内容です。

ダイエットをしていてもなかなか痩せていかない人は、
食物酵素が少ない食事に偏っているのも原因です。

 

食物酵素が多いダイエットに向いている食事は、
具体的には下記のような食事内容です。

 

こんな感じに食物酵素が多い食時にしていく事が、
痩せる為のポイントです。

 

食事の改善ができない人や、結果を早く実感したい人は、
酵素ドリンクを飲みながら断食をする方法もお勧めですし、
今人気の方法です。

 

痩せる為にも健康にも、消化酵素の消費を抑え代謝酵素に回すのが重要！

 

代謝酵素と消化酵素の役割を見て頂ければもう分かると思いますが、
代謝も消化も、どれもなくてはならない必要な機能です。

 

食べたときの消化も大切ですし、体の機能を維持する代謝酵素も重要です。
ただどれも重要で必要な機能ですが、代謝酵素が減ってくれば健康は崩れていきます。
それは上の図を見て頂ければ一目瞭然です。

 

体の維持のほとんどが代謝酵素にあるからです。

 

体の代謝機能はとても重要で大切なのですが、
食事をすると、一番優先にされるのが”消化活動”です。

 

どんなに代謝に酵素を使いたくても食事をすれば消化に酵素が使われていきます。

 

暴飲暴食になっていると、消化活動に酵素が大量消費されてしまい、
体の健康と体型維持が難しくなってしまいます。

 

流れを説明すると下記のようなイメージです。

 

健康的な体を作るには潜在酵素の消化と代謝の各酵素のバランスが重要です。

 

次の記事では酵素バランスについてお話をしていきます。
理想的で健康な人のバランスと不健康な人のバランスを、
実際に図で見てもらいながら説明します。

 

次の記事へどうぞ。